自動車保険が自由化される前は、自動車保険を選択・契約する際に、新規契約の場合であればディーラーで扱っている保険会社、継続の際には基本的に同じ保険会社の商品を深く考えることなく機械的に扱っていたものです。
逆に言えば、当時は保険会社間での違いはほとんどと言っていいほどありませんでした。しかし、自由化後の現在において今までと同じ事をしたら、出費を抑えられる機会から自ら拒否したことと同じになってしまう危険性があります。
多い選択肢の中から最良のものを探し出すのは、本当に一苦労です。実際、何を、どのように選択していいのか分からなくなってしまったケースもあるでしょう。そんな時有効な手段の一つとして、インターネットを使って数社の自動車保険の見積もりをいっきに見積もる、一括見積もりが挙げられます。
保険を見積もる時期として、最良な時期は更新時期の2・3ヶ月前でしょう。早すぎると見積もりが不可能な場合もあります。逆に遅すぎると、満了時期後に新しい保険の契約となってしまうかもしれません。これくらいの時間があれば、迷った場合でも早計に保険会社を決めてしまうこともないでしょう。
何事においても事前準備が必要です。事前準備が自分の思い通りにいけば、その後の結果も良い方向に向くと言われています。これは、自動車保険を決定する時にもあてはまります。
一括見積もりをする前の事前準備として、まずは今現在の保険内容を把握することです。次に、それを踏まえ次年度の保険をどうしたいのか(もちろん決定ではなく、希望で結構です。)同じ条件にするのか、各種特約をどうしたいのかなどです。これから、一括見積もりという大海原に出航するのに自分の考えを持たないと非常に危険です。
一括見積もりをすると、一度にわかりやすく比較ができます。その時に、特約にポイントをおき家族限定特約、複数所有特約などの有無で上手に比較します。また、インターネットで申し込みをすると割引の特典がある保険会社もあります。