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タイヤは路面と接することにより摩擦が発生することで、走ったり、曲がったり、止まったりすることができます。その結果としてタイヤは徐々に摩耗していきます。その摩耗の仕方は様々な要因により異なります。
タイヤ空気圧の不良はタイヤの接地面と路面とが正常に接地しなくなり、異常摩耗や早期摩耗を引き起こす要因となります。
タイヤに使われているゴムは、用途によってコンパウンドの種類などが異なり、摩耗の仕方も異なります。一般にグリップ性能の高いタイヤは摩耗が早い傾向があります。
ラジアルタイヤはバイアスタイヤに比べ、構造上たわみが小さいので摩耗が遅い傾向があります。
車両の重量や乗車人数、積載物などの荷重が大きくなると摩耗に影響を与えます。
アライメントが適正でない場合やサスペンションやステアリングに異常がある場合、異常摩耗に影響を与えます。
駆動時や制動時はタイヤに縦方向の摩擦力が大きくかかります。またコーナリング時には車両に遠心力がかかるためにタイヤに横方向の摩擦力がかかります。特に荷重が大きい場合や車両の重心が高い場合は大きな遠心力がかかり、タイヤも摩耗しやすくなります。
車両の速度が速くなると、タイヤの発熱が大きくなり、摩耗しやすくなります。
路面の状態が荒いとタイヤの接地面が均一に接しられず、異常摩耗が発生しやすくなります。