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タイヤの構造について

同じようで全く違う、タイヤの構造

バイアスタイヤ

 カーカスコードが、タイヤの周方向中心線に対して斜めに貼り合わせた構造のタイヤです。ダイアゴナルタイヤやクロスプライタイヤとも呼ばれることがあります。バイアスとダイアゴナルは斜めを意味し、クロスプライはプライが交差していることを意味しています。ラジアルタイヤに比べて悪路での乗り心地がよく、舗装路などのつなぎめでのシヨックを受けにくい傾向があります。

 

ラジアルタイヤ

 タイヤの周方向中心線に対し、約90度の方向に配されたプライの上にベルトと呼ばれる剛性の高い帯を15〜20度に巻いた構造のタイヤです。車軸を中心にプライコードが放射状になっていることから、放射状(Radial)を意味するラジアルタイヤと呼ばれています。滑らかな路面ではバイアスタイヤに比べてグリップ力が良く、転がり抵抗が小さいため耐摩耗性にも優れています。

 

チュ−ブタイヤ

 自転車のタイヤのように、タイヤとホイールの間に空気を入れるゴム製の袋がある構造のタイヤです。小石や砂利などがタイヤとホイールの間に挟まったりした場合にエア漏れしないというメリットがあります。しかし釘などが刺さった場合には、急激にエア漏れを起こします。

 

チューブレスタイヤ

 チューブを使わずに、タイヤとホイールの間に直接空気を入れる構造のタイヤです。タイヤの内側に気密保持性のよいゴム層を持ち、ビート部分をホイールリムに圧着して気密を保持しています。釘などが刺さっても急激なエア漏れがないので安全性が高いため、最近の乗用車用タイヤはほとんどがチューブレスタイヤとなっています。

 
コラム

 

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