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タイヤは唯一路面と接しているだけに、車にとって大変重要な役割を担っています。当然、車はタイヤが無ければ走ることも止まることもできません。
また、安全や乗り心地にも大きな影響を与えるタイヤには、大きく分けて以下の4つの役割があります。
車の車重はもちろん、乗る人や荷物など、全てをタイヤが支える働きをしています。それだけの重さを支えるだけの強度がタイヤには備えられています。これをタイヤの耐荷重といいます。積載が多いトラックやバンなどの専用タイヤは耐荷重が高く設定されています。安易に乗用車用のタイヤを装着したりすると、耐荷重が不足することがあるので注意が必要です。
車が走ったり止まったりするには、エンジンからの駆動力やブレーキなどの制動力を路面に伝えなければいけません。タイヤは発進や加速・減速、制動(ブレーキ)の性能に大きく関わっています。無駄なく大きな駆動力、制動力を路面に伝えられるタイヤはこの性能が高い反面、タイヤの減りが早い傾向があります。
ハンドルの動きに応じ車の方向を転換したり、維持したりするのもタイヤの役割です。直進域での安定感、カーブでのバランス、グリップ力など車が自由自在に走るためには欠かせません。
タイヤは走行時に発生する路面の凸凹などからの衝撃をやわらげています。空気やゴムの弾性がクッションの役割を果たすことで、快適な乗り心地を保持しています。