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タイヤの空気圧は、パンクなどがなくても徐々に減っていきます。そこで定期的な空気圧の点検が必要になります。パンクなどで極端に空気圧が不足している場合はタイヤのつぶれ具合で判断できますが、自然に空気が減っている場合は見た目では判断するのは難しいです。そこで正確な空気圧を点検するためには、エアゲージでの測定をおすすめします。
タイヤは適正な空気圧のときに一番摩耗がしにくいのです。空気圧が高ければトレッドの中央が減りやすく、低ければトレッドの両端が摩耗しやすくなります。また、空気圧が低い状態で高速走行をした場合にはスタンディングウェーブ現象を起こしやすく大変危険です。スタンディングウェーブ現象とは、空気圧が低い状態で高速走行したときにタイヤの後方が波を打ったように変形する現象のことです。スタンディングウェーブ現象を起こすと最悪の場合、タイヤが加熱してバーストを起こすことがあります。これを防止するために高速走行をする場合は標準空気圧の一割増ぐらいにするのがいいでしょう。なお標準空気圧は、運転席のドア部に表示されています。
タイヤの空気圧は燃費にも影響します。空気圧が低ければ、タイヤの変形が大きくなり転がり抵抗も大きくなります。そのため燃費も悪化します。だからといって空気圧が高ければいいというわけではありません。高ければ転がり抵抗は小さくなりますが、タイヤが硬くなるので乗り心地が悪化します。