タイヤチェーンを装着しているからといっても雪道でスピードを出すのは大変危険です。タイヤチェーンはタイヤの補助具にしかすぎません。

　走行中のタイヤには遠心力が働いているのでタイヤチェーンを装着していると、タイヤチェーンも遠心力で外側に引っ張られてしまいます。クルマのスピードが上がれば遠心力も大きくなります。スピードを出すとタイヤチェーンが外側に引っ張られるので、タイヤとの隙間が大きくなってしまいます。そのため、スピードを出しすぎるとタイヤチェーンが切れてしまうことがあります。

 

タイヤのサイズを確認する

　タイヤチェーンのサイズはタイヤのサイズによって決まります。ただし、スタッドレスタイヤにタイヤチェーンを装着する場合は注意が必要です。スタッドレスタイヤは同サイズの普通タイヤに比べるとタイヤの形状が大きく角張っているために、外径などが大きくなっています。そのためタイヤチェーンのサイズはタイヤのサイズに適合しているのに、取り付けができないということがあります。タイヤチェーンを購入の際には注意が必要です。

 

手入れと点検をしましょう

　金属チェーンは使用後そのままにしておくと錆びついてしまうことがあります。また、非金属チェーンは経年変化により、弾力性や強度が低下することがあります。塩分や汚れが付着していると劣化を早めますので、洗浄したらしっかり乾燥させてからかたづけましょう。