車両保険は、衝突事故や接触事故、台風や落石などの自然災害によって、加入者のクルマが損害を被った場合に、加入契約した保険金額を上限として、保険金（補償）を受けられるものです。
　車両保険の保険金額は、クルマの種類や年式などによって、設定できる金額が決まっています。価格の高い新車は高額に、時価が安い中古車は低額な保険金額を設定することになります。保険金額が高額であれば、掛け金も高くなり、低額ならば掛け金も安価になります。

 

車両保険のタイプ

１．エコノミータイプ

クルマどうしの衝突や接触による車両の損害の場合で、事故の相手のクルマや所有者・運転者が特定できる場合にのみ、保証金が受けられる保険です。保険の掛け金が割安に設定されています。

２．車対車＋Ａ

エコノミータイプの保障内容にプラスして、クルマの盗難や自然災害によるクルマの損害に対して補償が受けられる保険です。ただし、自損事故や相手を特定できない「当て逃げ」の場合は、受けられません。

３．一般タイプ

エコノミータイプや車対車＋Ａの補償内容のほかに、自損事故や相手を特定できない「当て逃げ」も含むすべてのクルマの損害に対して、補償される保険です。保障内容が幅広い設定なので、保険の掛け金は割高になります。

 

車両保険の免責事項

車両保険を契約する場合には、「免責金額」を設定します。
免責金額とは、損害の補償を受ける際の自己負担金で、「０万円」と設定することも可能です。

たとえば、免責金額を「５万円」に設定すると、クルマの修理等に５万円までは自己負担することになります。免責金額を設定することで、掛け金を割安に設定することが可能になります。