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自動車保険 人身傷害保険とは

地震の怪我について相手に保証してもらえない場合の保険

 人身傷害(補償)保険は、保険に加入したクルマに乗っていて、事故でケガを負ったり死亡した場合、過失割合に関係なく、入院・通院費などの治療費や休業補償などの実際の損害額が補償される保険です。


 たとえば、過失割合が5:5で、自身の損害額が1,200 万円かかったときに、人身傷害保険に加入していなければ、示談成立後に600 万円が相手側から支払われることになります。いっぽう人身傷害保険に加入している場合は、示談が成立する前に、加入している保険会社から損害分の全額である1,200 万円が支払われることになります。

 

 上記の例で、自身の過失が10 割だった場合、相手側からの補償は全くないことになります。それでも、人身傷害保険に加入していれば、自身の損害額1,200 万円が加入している保険会社から支払われることになります。
あるいは、相手側が任意保険に加入しておらず、自賠責保険の範囲だけの補償しか受けられない場合にも、人身傷害保険に加入していれば、損害額を補償してもらえることになります。

 

人身傷害保険の種類

人身傷害保険には大きく分けて2つの種類があります。

1.完全補償型

保険加入者本人と、その家族までが補償の対象で、クルマに乗っているときだけでなく、歩行中の事故の場合でも、保険金(補償)が受けられます。

2.限定補償型

補償の対象になる事故の中で、不必要なもの(事故のリスクが少ないもの)を補償の対象から外したタイプです。たとえば単身者の場合であれば、家族や歩行中の事故に関して外しても差しつかえないものを外すことができます。

 

人身傷害保険のメリット

・実際にかかった損害額が補償される

人身傷害保険は、実際にかかった損害額(=入院・通院費などの医療費、休業中の補償、慰謝料など)が補償されます。

・示談の交渉中でも保険金を受けられる

一般に衝突事故など相手がある事故の場合は、示談が成立したあとでなければ賠償金は受け取ることができませんが、人身傷害保険は示談中でも、また示談の成立に関係なく保証金を受け取ることができます。

・単独事故でも補償される

相手のいない単独事故の場合(電柱やガードレールに衝突するなど)でも、補償されます。

・クルマにのっていないときの事故でも補償される

被保険者と家族(限定で外していない場合)が、自転車に乗っているときや、歩いているときにあった事故でも補償されます。

 

 毎月の保険料(掛け金)が高めになってしまいますが、メリットが多い人身障害(補償)保険に加入すると、より安心感が増すことと思います。




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