自動車盗難防止装置の取り付けは、センサーの装着位置や複雑な回線などの専門の知識・技術・経験が必要です。車種や駐車場の環境、クルマのオーナー要望など、1台1台への取り付けがオーダーメイドになります。簡易型の製品であれば、カー用品店などでも扱えますが、インストール型になると、ディーラーや自動車整備工場でも難しいと言われます。
自動車盗難防止装置の取り付けは、アメリカ製などの場合、代理店を通してメーカーからの認定を受けたプロショップへの依頼が確実です。
1台1台がオーダーメイドであるため、取り付け装置の種類やオプションの設定などによっても取り付け工賃は異なります。
一例を挙げると、アメリカDEI(ディレィティド・エレクトロニクス社)の製品「バイパー(VIPER)」の場合、国産車:30,000 円〜68,000 円、輸入車:45,000 円〜98,000 円で、オプション1項目追加について国産車:3,000 円〜7,500 円、輸入車:4,500 円〜15,000 円という具合です。
輸入車の場合、内装を剥がすのに手間がかかることや、国産車とは異なるドアロックの構造などから割高になるそうです。国産車の場合も、ドアやドアロックの構造が特殊な場合には、特別な海路を作成・組み込むことが必要なために、割高になるようです。
ショップによっては、製品と取り付け工賃込みでの価格を提示しているところや、割り引きセールと称して工賃を値引くところもあるようですが、どのようなインストーラーが取り付けを行うかを確認してから依頼するほうが、後のトラブルを避けることができると思います。