インストール型の自動車盗難防止装置の場合、防犯機能のアーム・ディスアームと、ドアロックのオン・オフは連動してはたらくものが普及しています。「ディスアーム(disarm)」とは、「武装解除」の意味で、ドアロックをオフにすると、防犯機能も解除されることになります。
ドアロックと防犯機能が連動しないと、「クルマから離れるときには、ドアをロックして、防犯機能をオンにする」「クルマに乗るときには、防犯機能を解除して、ドアロックを外す」動作を、そのたびにしなければならなくなってしまいます。
これでは、防犯機能を掛けたり外したり、ドアロックを掛けたり外したりと煩わしく、どちらかを掛け忘れたり、防犯機能が掛かっているのにドアを開けようとして、大きな音や光が出るなど使い勝手が悪くなってしまい、防犯機能を使わなくなってしまうことも起こります。
確実に防犯機能を実行するために、インストール型の自動車盗難防止装置は、ドアロックとセキュリティーシステムのアーム・ディスアームと、アンサーバック機能が連動してはたらく機能を持つか、オプションで付けられる機種がほとんどです。
クリフォード(CLIFFORD)、バイパー(VIPER)、マトリックス(MATRIC)や国産でもパンテーラ(Panthera)、ゴルゴ(Grgo)、などには、リモコンドアロックが標準装備されています。