自動車盗難防止装置は、盗難や車上荒らしなどの窃盗犯がクルマにアクションを起こすと、さまざまなセンサーが感知します。センサーには、大きく分けて、クルマの窓ガラスなどの破壊を感知する「破損検知センサー」、クルマに不正なアクセスをして入ってくる者を感知する「侵入検知センサー」、クルマを動かそうとして姿勢が変化する等を感知する「挙動検知センサー」の3種類があります。
ガラスが割られる音やカットする音、クルマのキーシリンダーをピックでひっかく音や、コインでボディーに傷つけるときの音などに反応します。
侵入検知センサー
ドアの開閉によってルームランプが点灯・消灯の際に生じる電圧の変化を感知するタイプや車内の気圧の変化に反応するタイプがあります。
超音波を発して、対象物からの反射波を測定します。対象物の性質やクルマとの距離などから判断して、警告・警報を発します。
超音波を発して、ドアの開く動きや車内で移動する対象物を感知し、警告・警報します。
クルマが傾くと感知し、設定角度を超える傾斜角になると、反応し警告・警報します。レッカー移動やタイヤ・ホイールの盗難防止に有効です。
振動計・音波・電磁波などを利用して、クルマを叩いたり、揺すったりするなどの衝撃を感知します。
セキュリティーが作動中に、イグニッションがオンになると感知し、メイン電源を切ってエンジンをスタートさせないようにするなどのシステムを連動させると、有効です。
セキュリティーが作動中に、ボンネットが開けられると感知し、警告・警報を発したり、他のセキュリティーシステムを強化するように設定すると効果的です。
車内の電源を切断されると感知します。セキュリティー作動中に、カーオーディオやカーナビなどが取り外されると警告・警報します。