自動車盗難防止装置における「ホーン警告」機能は、クルマのメーカー純正のセキュリティーパッケージとして、オプションで用意されている場合が多いようです。
リモコンでドアロックをオンにした後、リモコン以外の方法でドアロックが解除されると、ヘッドライトやハザードライトが点滅し、同時にホーンが鳴ることで不正なアクセスを警告・警報して、周囲に知らせるというシステムです。
このシステムの難点は、ホーンの配線を切断されると、機能が働かなくなってしまうことです。メーカーによっては、これらの弱点を補うために、ドアロックだけでなく、ホーンが取り付けてあるボンネットにも検知機能を搭載して、不正に開けた場合には、警報・警告するようにしてあります。
後付けの自動車盗難防止装置では、ホーンに配線を介して鳴るようにするオプションにしてある場合が多いようです。標準で搭載されるサイレンと同時に、クルマのホーンを断続的に鳴らして、周囲に知らせることが可能になります。
ホーンによる警告は、クルマからある程度離れていたり、特に昼間の屋内にいる場合には、ドライバーには聞こえにくいことがあるので、メーカー純正の場合も、ホーン警告だけに頼らないで、ページャ機能を持つインストール型の自動車盗難防止装置を取り付けるほうが、安心と言えます。