後付けのイモビライザーの場合、たとえば、CLIFFORD(クリフォード)やPANTHERA(バンテーラ)には、オンボードでイモビライザーが本体に標準装備されているタイプと、オプションでリレーを割り込ませるタイプ、イモビライザー単体を取り付けるタイプなどがあります。
また、CLIFFORD(クリフォード)やPANTHERA(バンテーラ)のようにスターター線とイグニッション線の2ポイントで配線をカットするタイプと、VIPER(バイパー)やGrgo(ゴルゴ)のように1系統のタイプがあります。
一般的には、リレー式よりもオンボードタイプ、1系統よりも2ポイントのほうが防犯機能としては高いと言えます。
クルマのメーカー純正のイモビライザーの多くは、燃料をカットするタイプなので、スターターは回りますが、エンジンはかからないようになっています。後付けの場合は、スターターのラインやイグニッションのラインをカットするために、スターター自身が回らないタイプが多いようです。
イモビライザー単体を扱うプロショップには、ステルスイモビライザーとして、「どこに設置してあるか」「独自のイモビライザー機能の解除の仕方」などを考案しているところもあります。
機能的に優れても、取り付け方や取り付ける位置によって、防犯効果が大幅に変わってきます。また、万が一にも、イモビライザーが誤作動した場合、エンジンがストップしてしまい、ステアリングがきかなくなるなどの危険を引き起こすことを考えれば、どの機種を選ぶかも大切ですが、防犯・安全面から考えて、どこのショップに依頼するかが、重要なポイントになります。