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バッテリー本体の極端子とケーブルを接続する為の金具、それがいわゆるターミナルと呼ばれるパーツである。ここを経由し、ワイヤーハーネスから電気がクルマ各部に流れていくわけだが、ほぼ、ノーメンテのクルマのバッテリーを見てみると、ターミナルに結晶が付いているケースがほとんどだ。この結晶は放電時に発生するガスが関係しているのだが、放置しておくと腐食や接触不良を招く。結晶そのものは水に融けるので、硬く絞ったウエスで拭いてやればすぐ落ちる。ただ、腐食してしまった場合は、交換した方がいい。電気をスムーズに確実に流すという意味でも、ターミナルの状態は正常に保ちたい。
ところでこのターミナルだが、ノーマルではいわゆるスチール剥き出しとなっているが、交換部品として売られているモノの中には、金メッキを施されたタイプもある。導電効率、防錆性などを向上させたモノというわけだが、発想はオーディオケーブルなどとまったく同じ。こだわるユーザーなら、このタイプのターミナルに交換するのも意味があることだろう。他にもいろいろなパーツがあり、その数は実に豊富。尚、バッテリー本体の極端子にはサイズが2種類あり、直径が異なるので注意が必要。どちらの直径でも使えるようにする変換ターミナルなるパーツもあるが、ターミナルケーブル回りがちょっとゴチャゴチャしてしまうのが難点だ。