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バッテリーの構造を見てみると、電極の素材などによって細かく分けられているのだが、一般のユーザーとしては大きく2つのタイプ+1つの特殊型を理解していれば充分であろう。まず、一番一般的なのが開放型と呼ばれる、液量が減り、それに伴う補充が必要なタイプ。液層のキャップからガスの放出や蒸発が起こり、液量が減るバッテリーがコレ。エンジンルームに、バッテリーを正立させて収納するスペースが確保されている場合のほとんどが、このタイプを採用している。エンジンルームは換気が常に充分なので、ガスの放出があっても問題なく、液量のチェック補充も容易に行えるので、寿命を伸ばす意味でも開放型を選択するようだ。
開放型に対し、メンテナンスフリーと呼ばれるのが密閉型と呼ばれるタイプ。文字通り、液層が密閉されており、ガスの放出、液の蒸発がない。シート下やトランクなどに収納する場合や、傾けて収納する際などに採用される。そういった収納位置は、メンテナンスが難しく、ガスの放出も避けなければならないので、必然的にこの構造を採用する。さらに、密閉型の派生形となるのがドライタイプ。スポンジ状のマットにバッテリー液をしみ込ませたり、液そのものをゲル状にしたのがドライと呼ばれる所以だ。