ユーザー車検は、ユーザーが自分でクルマを陸運局に持ち込んで、検査を受けることです。自分で車検に関する手続きを行うので、重量税・自賠責保険料・検査費用と整備に用いる消耗品などの費用ぐらいの安価で車検を通すことができます。
クルマに搭載されている「点検整備記録簿」に基づいて、「かじ取り装置」「制動装置」「走行装置」「緩衝装置」「動力伝達装置」「電気装置」「原動機」「ばい煙・悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置」の点検・整備を施します。自分で実行できない箇所については、自動車整備工場などで施してもらって、点検整備記録簿にチェックします。
○陸運局に車検の予約をします。予約はだいたい1週間前から受け付けています。
○車検の申請に必要な書類を準備します。
T:自動車検査証
U:自動車税納税証明書
V:自賠責保険証明書
W:自動車重量税納付書・印紙
X:点検整備記録簿
Y:継続検査申請書
Z:自動車検査票・手数料納付書・印紙
○受付窓口にて、書類等を提出、確認を受けます。
○指示された検査コースを案内にしたがって通過しながら検査を受けます。(ホイールカバーやスペア・タイヤなどは外しておきます。)
ラインでの検査内容は、外観・スピード・ライト・ブレーキ・ボディ下回り・排ガスの順に行われます。ライン検査の時間は、だいたい10 分〜15 分程度です。
検査に合格したら、申請書類を提出し、新しい自動車検査証と検査標章(ステッカー)をもらいます。ステッカーはフロントガラスの上部中央に貼り付けます。
車検を受ける前に、点検・整備がきちんと施されていれば、車検にかかる時間は、1時間〜1時間30 分くらいです。
ユーザー車検を行うことで、費用が安く済むだけでなく、自分のクルマのコンディションやメンテナンスに関心を持って、カーライフをおくるようになるようです。