整備や修理にかかる費用は、交換が必要な部品がある場合には、「部品代」とその部品を交換する作業にかかる「工賃（技術料と設備使用代金）」を合計した額になります。

 

　整備工場やディーラーで車検を行う場合には、、一緒に実施される点検整備項目に含まれている箇所に関しては追加費用は掛かりませんが。ユーザー車検や車検代行業者で車検を行う場合には、点検整備が実施されないことが多いので、別途修理費用が発生することが多いです。

 

　国家試験に合格した２級整備士の技術料は、一般に7,000 円〜9,000 円前後と言われています。

 

定期交換部品

クルマの部品の中には、走行距離や経年によって劣化する「消耗品」があります。
○エンジンオイル…オイルの交換は、エンジンのコンディションにも影響します。フィルターとともに６カ月ごと、または5,000 キロを目安に交換したほうがよいでしょう。
○ブレーキオイル…ブレーキを作動させるためのオイルです。２年ごとの交換が一般的なので、車検時に交換する場合が多いようです。
○タイミングベルト…エンジンのバルブとピストンのタイミングを調整している部品で、硬質ゴム製なので、伸びたり緩んだりすることがあるので、状態を見て交換する必要があります。
○ブレーキ・パッド…制動に関わる重要な部品です。20,000 キロ〜30,000 キロが交換の目安と言われますが、重要な部品なので小まめなチェックが必要です。
○タイヤ…走行距離だけでなくゴムの経年劣化が起こります。溝やひび割れなどに注意が必要です。

 

整備・修理の例

○ホンダ・フリード
フロント・ブレーキ・パッドの交換
部品代…8,500 円、工賃…5,500 円、消費税…700 円、合計14,700 円
○スズキ・ワゴンＲ
フロント・ドア、リア・ドアの左下部の浅い凹み・キズの板金・塗装代…115,500 円（消費税含む）

 

　整備・修理の工賃は、ディーラーや整備工場など店舗によって、異なります。見積もりを作成してもらい、安全面に関わる部品については必ず整備・修理してもらいましょう。