車検時の24 カ月の点検・整備は、検査の前後は問いませんが、法令で義務づけられています。24 カ月点検は、クルマに搭載された定期点検記録簿などに記載さている56 項目の点検項目があります。

 

◆点検項目
○点火装置系
○エジン本体系
○燃料装置系
○冷却装置系
○ブローバイ・ガス還元装置系
○一酸化炭素等発散防止装置系
○エキゾーストパイプ＆マフラー系
○プロペラシャフト＆ドライブシャフト系
○チェーン＆プロケット系
○ステアリング系
○フロント・フォーク系
○ロッド＆ケーブル系
○リザーバータンク系
○マスター・シリンダー＆ホイール・シリンダー＆ディスク・キャリパー
○ブレーキ・ドラム＆ブレーキ・シュー
○ブレーキ・ディスク＆パッド系
○ホイール系
○サスペンション・アーム系
○ショック・アブソーバー系
○バッテリー系
○電気配線系
○フレーム系
○その他

 

　点検は、クルマに詳しいユーザーならば、自身で施してもかまいませんが、一般的にはディーラーや整備工場に依頼することになります。点検で不具合があった場合には、検査に通らないので、整備を施します。

　整備には「調整」「交換」「補充」「修理」など、専用の工具や知識・技術が必要になります。また、ディーラーで点検・整備を依頼すると、クルマの信用・保証にかかわるので、不具合が発生していなくても、予防やクルマのコンディションから見て、必要があると判断された箇所については、交換や補充などが施される場合もあります。

 

　これらの点検・整備にかかるコストが「点検整備費用」です。店舗やクルマの車種によっても異なりますので、ディーラーや整備工場では見積もりをしてくれる場合が多いようです。