自動車保険の規制緩和および制度改革により誕生したダイレクト直販(通販)系の保険会社は保険料が安いと言われていますが、従来の代理店型の保険会社と比較して、保険料はどのくらい差が出るのしょうか?

各保険会社の年齢別の保険料比較

xx系 保険会社 20歳 23歳 28歳 33歳 35歳 40歳 55歳
従来・代理店型 三井住友海上 286,760 178,750 137,920 132,610 125,880 127,280 133,470
従来・代理店型 損保24 276,080 154,370 108,270 106,520 105,280 105,770 105,940
ダイレクト直販系 チューリッヒ 261,920 134,690 80,120 76,830 76,720 76,190 78,400
ダイレクト直販系 三井ダイレクト 179,050 100,780 75,320 74,240 70,120 70,120 72,390

※車両:プリウス(H24年登録)、車両保険あり、保険料率:11等級、対人・対物:無制限、人身傷害:5000万、搭乗者:1000万、運転者:本人・配偶者限定、年齢条件:使用、車両免責:0-10万、その他特約:なし 、レジャー使用、年間走行12000km、ブルー免許

約1.5~2倍の保険料の差

上記の比較表はプリウスで見積もった保険料ですが、同じ年齢であっても保険会社により保険料が大きく違い10万円近く差が出るケースもあります。

傾向としては、代理店型の保険会社の保険料は、ダイレクト直販系のおおよそ1.5倍~2倍となっています。代理店型とダイレクト直販系では、保険内容は同じであっても、契約時や事故時の対応が大きく異なるので一概には比較できませんが、保険料の差は大きいです。

同じダイレクト直販系でも保険会社により差がある

ダイレクト直販系でも、保険会社により大きく差が出るケースがあります。チューリッヒと三井ダイレクトを比較した場合、20歳では8万円近く保険料の差があります。この差は33歳になると僅か2000円程度の差となることから、チューリッヒはドライバーが若年層である場合には保険料が高額となる傾向が分かります。

保険会社により傾向があり、若年層から高齢層まで幅広く受け入れる保険会社、若年層は避けて高齢層をターゲットにする保険会社、中年層や会社員をターゲットにする会社などがあり、保険料として差が出るようです。

近年の自動車保険はリスクの細分化により、年齢層や車種や使用用途・走行距離などにより保険料が変わってくるため、どの保険会社が安いということは一概に言えない状態になっています。そのため、自分に合った保険料の安い保険会社のは各社の保険料を見積もる必要があり簡単ではないので、自動車保険の一括見積サービスを利用するのが得策です。

 

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