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省燃費オイルとは

オイルの粘度を低めて抵抗を減らすこと燃費を向上

 省燃費オイルとは、粘度が低いためエンジン回転の抵抗になりにくく、燃費向上に貢献するようなエンジンオイルです。

 省燃費オイルの粘度は、一般的にAPI規格の0W−20を指し、現在の原油高騰や環境問題(CO2による地球温暖化)が叫ばれる中、低粘度の省燃費オイルがメーカー指定されているクルマが増えています。

 

省燃費オイルのメリット

 省燃費オイルの利点はなんといっても燃費向上の効果ですが、低温域での粘度が低く抑えられていることから、冬場のエンジン始動性能向上にも効果があります。

 また、エンジン始動後すばやくエンジンオイルが行き渡り、エンジン内部を保護します。ただし、燃費向上に対して実際どれだけの効果があるかについては、乗り方や使用環境などに左右されますが、概ね1〜2%程度といわれています。また、粘度の影響を受けにくい夏場より冬場の方がより効果を実感できるはずです。

 

省燃費オイルのデメリット

 低粘度のエンジンオイルは高温域ではかなり粘度が低くなり、水のような状態になるため、古いエンジンなどに使用するとオイル漏れを起こす可能性があります。

 また、オイルクリアランス(オイルで潤滑するために金属部品どうしの間などに設けられている隙間のこと)が大きくなったエンジンでは密閉不良による圧縮の低下がおきる可能性もあります。したがって、必ずしも全てのクルマに省燃費オイルを使用することができるわけではありません。

 
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