HOME >> オイル

エンジンオイル品質規格の見かた

は「API規格」と「ILSAC規格」

 「品質の規格」として代表的なものは「API規格」と「ILSAC規格」の2つがあります。

 最近の国内販売のエンジンオイルは、一般的に表示されているAPI規格に加え、ILSAC規格のマーク(スターバーストマーク)が表示さるようになっています。

 

API規格

 アメリカ石油協会(American Petroleum Institute) が定めたエンジンオイルの品質規格のことで、省燃費性・耐熱性・耐摩耗性などの基本的な性能に基づき、ガソリンエンジン用オイルではSA〜SM、ディーゼルエンジン用オイルではCA〜CF-4までのグレードに分けられています。

 これらのグレードは、エンジンオイルの進化とともに新たに制定され、最新のグレードほど基準が厳しく品質が優れています。

 例えば、SL規格は2001年に制定されたグレードで、SJ規格の最低性能基準を上回る性能を有し、高温時におけるオイルの耐久性能・清浄性能・酸化安定性を向上すると共に、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格という内容になっており、2004年に制定されたSM規格は、SL規格よりもさらに浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐摩耗性に優れているという内容になっています。

 

ILSAC規格

 国際潤滑油標準化認定委員会(International Lubricant Standardization & Approval Committee)がAPI規格のSH以上のグレードを基に「省燃費性」を定めた規格のことです。

 つまり、ILSACは省燃費性能、環境性能、酸化(劣化)防止性能など、どれだけ環境に優しいかという部分で高い性能を有しているかという点を区別するために定められた規格で、GF1〜GF5までのグレードに分けられています。

 

 
コラム
Yahoo!ランキング
エンジンオイル 部門

PAGE TOP