燃費計こそは、まさに今日の日本のエネルギー情勢から考えて、非常に重要な位置付けにあるものです。自動車用の燃料自体の多様化が重要視されてきていますが、まだまだガソリンや軽油および重油が中心となっています。これらのもっとも身近な液体燃料についての燃費計については、ドライバーおよび企業ともにもっともっと強く関心をもつべきことなのです。

 

追加装備としての燃費計でエコドライブを！

最近の自動車では最初から標準として燃費計を装備しているタイプもありますが、いわゆる“後付け”として、とくに購入した燃費計を追加装備することが可能になっています。ドライバーは、アクセルの踏み具合をつねに意識しつつコントロールできますので、ただちにエコドライブにつながることです。一般的に装備されていたり市販されたりしている燃費計は、瞬間燃費および平均燃費そしてその時点での燃費が簡単にデジタル表示されるようになっています。燃費の数値の算出には、走行した距離および燃料の消費量を自動測定しつつ、専用の電子式演算回路によって行われます。日本では増加が予想される天然ガス燃料車あるいはハイブリッド車においても、燃費計によるエコドライブは、これからの時代ではとうぜん重要視されることです。運送企業そして一般家庭ドライバーのすべてが、この燃費計を装備してエコドライブとエコ生活への意識の高揚につなげたいものです。ＥＶつまり電気自動車においても、消費電力あたりの走行距離としての燃費計の大切さがあります。精度のより高い燃費計の今後の開発が期待されます。