事故の場面を記録するドライブレコーダー

　「ドライブレコーダー（車載型画像記録装置）」とは、走行中や事故の様子等を映像として記録する機器です。他の車に衝突するような事故や歩行者に接触するような場面で、搭載したカメラやセンサーで事故の瞬間を記録します。事故の瞬間の衝撃を感知して、前後数十秒間の映像や加速度や速度などを記録することで、事故原因の追及や示談交渉の証拠などに役立ちます。

　万が一、事故を起こした場合、状況を正確に言葉で説明することは難しいものです。また、事故の相手との言い分に相違がある場合には、ドライブレコーダーの映像が確かな証拠として役立つこともあります。
　この「ドライブレコーダー」で事故のデータが記録されていると、当事者や目撃者が話す以上に、客観的で確実な現場検証が可能となるわけです。

 

安全運転への意識向上に役立つドライブレコーダー

　ドライブレコーダーで記録された事故の映像は、安全運転の教育にも役立っています。安全運転講習では受講者はドライブレコーダーで記録された映像を見ることで、実際に起こった事故の原因を映像から学ぶことができ、何よりも事故の恐ろしさを目の当たりにすることができます。安全運転の大切さを再認識でき、意識向上へとつながるというわけです。こうした講習などの安全運転のための資料のひとつとして、ドライブレコーダーの記録が利用されています。

 

どこで購入できる？価格は？

　現在はカー用品店や家電量販店、ネットショップと様々な場所で購入が可能です。
発売当初は、タクシー業業界、運送業界等の業務用がほとんどでしたが、現在は一般車両向けにも販売され、自動車メーカーでもオプション機能として発売しています。価格は1万円以下〜5万円台と幅広く、メモリのタイプや容量、形状等、スペックに応じた設定となっています。

 

ドライブレコーダーの大きさ

　前方が良く見えるバックミラーの裏側などに取り付けるので、基本的にはドライバーの視界の邪魔にならない大きさで、場所を取らず、インテリア的にも妨げにもなりません。