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ホイールの役割

走行性能に影響する重要なパーツ

 ホイールは、タイヤをクルマに装着するための重要なパーツの1つです。エンジンから発生したパワーが、最終的にドライブアクスル(車軸)に取り付けられたホイールとタイヤを回転させることによって、クルマは動きます。

 

走行性能に大きく影響

 もし、ホイールが変形していたり、破損していると、1トンと越える車重を支えるタイヤに負荷がかかって、振動がでたり操縦安定性が保てなくなったりして、安全に走行できなくなり、最悪時にはタイヤがバースト(破裂)する場合もあります。

 また、ホイールとタイヤのサイズによって、乗り心地も変わります。クルマのホイールハウスに収まるタイヤ径は決まっています。ホイール径を大きくすれば、タイヤの縦の高さは少なくなります。反対にホイール径を小さくすればタイヤの縦の高さは大きくなります。いわゆるタイヤの扁平率で、タイヤの高さが少ないほど、扁平率は低く表されます。

 扁平率が小さいタイヤを履いた場合、コーナーリング時のタイヤのたわみが抑えられてハンドリングが向上しますが、タイヤの厚みが少ない分、乗り心地は堅くゴツゴツした感じになります。
このように、ホイールの役割は、タイヤと密接な関係を持って、車の性能に大きく影響します。

 

ブレーキ性能にも影響

 また、ホイールは、内側にあるブレーキの熱を逃がす役割もあります。ブレーキはブレーキディスクをパッドで押さえつけるか、ドラムを内側からシューが押さえつけることで、クルマを減速・停止させます。そのときに、摩擦熱が発生し、ブレーキを多用すると、摩擦熱によってブレーキが利かなくなるために、ホイールが回転しながら空気を取り込んで冷やしたり放熱することで、ブレーキを冷やす役割もあります。

 
コラム

 

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