HOME >> ホイール

ホイール オフセット

ホイールの中心線と取り付け部との距離

 ホイールのオフセットは、ホイールの中心線と取り付け部(ディスク部)との距離をmm で表したものです。ホイールの中心よりも取り付け面が外側にある場合には「+(プラス)」アウトセット、内側にある場合には「−(マイナス)」インセットとなります。

 

 オフセットの数値が小さくなるほど、ホイール&タイヤの位置は外側に張り出し、オフセットの数値が大きいほど、ホイール&タイヤは内側に入り込みます。

 

 たとえば、同じリム幅(ホイールの幅)で、オフセットが「+30 mm 」のホイールから「+40mm 」のホイールに交換した場合には、オフセットが10 mm 増えた結果、ホイール&タイヤは10 mm 車体の内側に入り込みます。

 

 この場合、10 mm 入り込んだ結果、ホイールやタイヤの角などの部位が、クルマの挿すペンションなどに接触してしまうことがあります。

 

 このような場合には、ホイールと車軸の間にスペーサーを噛ませて、オフセットを調整することは可能ですが、できれば、調整器具などは用いないで取り付けることが、走行安全性の上からも理想と言えるでしょう。

 

 また、オフセットを広げて、ホイールが内側に入り込んだために、雪用のチェーンが装着できなくなることがあります。冬期に冬用タイヤに履き替えずに、チェーンの装着で対処しようとする人には、注意が必要です。

 

 反対にオフセットを10 mm 小さいホイールに交換した場合には、ホイール&タイヤは外側に10 mm 張り出すことになり、タイヤがクルマのフェンダーから出てしまうと、車検に通らなくなってしまうことがあります。

 
コラム

 

PAGE TOP