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燃費アップ系ガソリン添加剤とは

確かに燃費が向上する場合もある

 現在、日本で流通しているガソリンなどは、あらゆる面でハイクオリティが追求され、いい状態のエンジンで使う限り、理想的な出力、燃費、環境性能などを示してくれる。メンテナンスが的確になされたコンディションのいいクルマと、大手のガソリンスタンドなどで入手できる質のいい燃料がある限り、あとはドライバーの走り方しだいというのが、燃費に対する共通理解といったところである。そして、そこには添加剤の出番などないのが現状だ。しかし、オイル交換のサイクルが長くなっているとか、走行距離が伸びた古いエンジンなどでは、必ずしもいい結果が望めるとは言えない。逆にそういった年代物のモデルには、最新の燃料がマッチしない面もあり、添加剤を使えば燃費が伸びるケースも十分にあるのだ。

 

デメリットもしっかり押えて使用を判断したい

 燃費向上を狙ったガソリン添加剤の中身を説明書でチェックしてみると、燃焼効率を上げる為の成分が入れられているのが分かる。エタノールやトルエンなどがそれである。しかし、これは何も特別なケミカルではなく、そもそもガソリン自体に混合されており、結果、それらの含有量を増やした燃料にするのが添加剤というわけなのである。ただ、エタノールやトルエンなどの増量は、ガソリンタンクやオイルシールに悪影響をもたらす場合もあり、すべてのクルマに有効とは言えない。さらに環境面でも排気ガスの悪化など、デメリットも多い。その使用範囲は極めて限定されると言っていいだろう。

 
コラム

 

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