タイヤに特殊な液をスプレーするだけで、積雪路やアイスバーンとの摩擦力を向上させて走行を可能にするのがスプレー式タイヤチェーンです。

　特殊な液をスプレーすることで、目には見えないスパイクがタイヤの表面に付着します。ですから、タイヤにスプレーするだけで、ノーマルタイヤでも雪道を走行できるようです。スタッドレスタイヤにスプレーすれば、さらにグリップ力が向上するようです。

 

スプレー式タイヤチェーンのメリット

　なんといっても簡単なことでしょう。スプレーをするだけなので、寒い中のタイヤチェーン取り付け作業が不要で、手が汚れることもありません。また、高価なスタッドレスタイヤやタイヤチェーンの購入の必要がありませんから、スキーに行く時しか雪道を走らない方など、たまにしか雪道を走行しない方にはいいでしょう。また、タイヤチェーンとは違って、まったく力を使いませんから女性の方にも簡単でいいでしょう。携帯性もいいのでクルマに載せておいても邪魔になりません。

 

スプレー式タイヤチェーンのデメリット

　スプレー式タイヤチェーンは、予期せぬ積雪時や凍結時に緊急に使用するものですので、タイヤチェーンと同等の性能を発揮するのは難しいようです。また、効果持続距離は50ｋｍ〜70ｋｍくらいですが、舗装路などの雪道以外を走行すると、効果持続距離は急激に短くなるようです。ですから、雪道が続いていなければ効果は期待できないでしょう。