HOME >> 車内アイテム

選び方いろいろ

車内アイテム

 2006年の10月、チャイルドシートの安全基準が新しくなりました。より厳しくなった安全基準。2012年の7月1日には完全適用となり、新基準を満たしていないチャイルドシートは販売が不可となります。では新しい安全基準とはどのようなものなのでしょうか。

新しい安全

 新しい安全基準の一部を書きだしてみます。まず新基準の場合は衝突の際の頭部の移動量をチェックしますが、以前の国内基準の場合は衝突の際のシートの倒れ具合をチェックしていました。そして新しい基準は前方からの衝突だけでなく後方からの衝突も評価項目に入りますが、以前の国内基準の場合には規定はありませんでした。また、新基準はチャイルドシートの頭部の部分が60G未満の材料で作られている事が必要ですが、国内基準の場合は衝突を和らげる素材である事という規定しかありませんでした。その他、取り付けやすさも大きく変わりました。以前の国内基準の製品ですと、車種によっては取り付け不可のものもありましたが、新基準のチャイルドシートと、新基準制定後に販売開始された車であればどの組み合わせでも取り付ける事が可能になっています。

EUの安全基準

 また、欧州からの輸入商品(ドイツのレーマー社や、オランダのマキシコシ製品)は、すでにヨーロッパ安全基準(国連の欧州経済委員会が設けたヨーロッパ統一の制度で、チャイルドシートが安全基準を満たしているかどうか確認する為のものです)を満たしている為、新基準の製品となります。

2012年に新基準の完全適用でも使用上の問題なし

 2012年に新基準の完全適用となると書きましたが、すでに購入している以前の国内基準の製品が使えなくなるという事はありません。販売が打ち切られるだけで、使用は問題ありません。

 このように新基準の制定は、チャイルドシートの安全性を高めるのと、チャイルドシートの取り付けをもっと簡単にし、普及を広める為という事になります。

 
コラム

 

PAGE TOP