注意するのはケーブルを外す順番だけ

　一般ユーザーからしてみると、バッテリー交換などというとかなりマニアック作業のようにも思えるが、その中身は至って簡単。必要とする工具も手順も非常にシンプルである。まず、最初はマイナスターミナルからケーブルを取り外すことからスタート。必ず取り外しはマイナス側から。ショートを防ぎ、安全に作業する上で、これは絶対に守らなければならない。スパナを使ってナットを緩め、ケーブルを引き抜く。外したケーブルは金属部に接触しないように納めておく。次にプラス側だが、こちらのターミナルには樹脂カバーが付いている。なのでプラス、マイナスを間違えることはない。ケーブルを引き抜いたら邪魔にならない位置に納め、固定ブラケットを緩め、ステーを引き抜けばバッテリーが外せる。鉛の集合体といえるバッテリーはとにかく重いので、注意して扱うこと。

 

力まかせに締め付けるのは禁物

　バッテリーを載せるベースプレートや、その周辺をキレイにクリーニング（水洗いのあと水分を除去する）した後、プラス＆マイナス端子の位置などを注意しながら、新しいバッテリーを納め、固定ブラケットをセット。この時、注意するのが締め付け過ぎ。力を入れ過ぎるとバッテリーのケース本体に歪みが出て、思わぬトラブルに繋がるので、動かない程度に固定すればOK。あとは取り外しとは逆にプラス、マイナスの順にケーブルを固定すれば作業完了だ。

 

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