クルマのメーカーが純正でイモビライザーを装着する場合、キーに埋め込まれたトランスボンダー（電子チップ）のIDコードとクルマのECU（エンジンコントロールユニット）のIDコードが一致しないとエンジンが始動しない仕組みになっています。キーのIDコードは、デジタル信号で数千万種の暗号から生成されるために、複製は不可能とされています。

 

　現在、クルマのメーカー以外で、後から取り付ける自動車盗難防止装置の一部として販売されているイモビライザーは、キーとECU（エンジンコントロールユニット）の認証システムによってエンジンをスタートさせるか否かのタイプではなく、物理的に配線をカットしてスタートさせない仕組みになっています。

 

　後付けの場合、セキュリティー機能の１つとして、セキュリティーのリモコンによってドアロックが解除されずにエンジンをスタートさせようとしても、スターター線やイグニッション線をカットして、エンジンがかからないシステムになっています。

 

　後付けのイモビライザーの場合、インストール型の自動車盗難防止装置の標準・オプション装備として取り付けることで、防犯効果は高まります。オプションとしての価格は１万円〜２万円未満で購入可能です。
取り付けに際しては、標準装備ならばオンボードで、オプションではリレーを割り込ませることになりますが、どちらも、取り付け位置がすぐにわかるようでは、防犯威力は低減してしまいますから、プロのショップに依頼するほうがよいでしょう。