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標準ハロゲンバルブとは?

ハロゲンサイクルにより寿命を伸ばすハロゲンバルブ

 現在自動車に装着されているバルブで主流はやはり標準ハロゲンバルブでしょう。ハロゲンバルブはフィラメントという金属製の管が発光して光を発生させます。


 初期の白熱電球が内部を真空にしていたのに対して、ハロゲンバルブは内部に不活性ガスを注入しています。これにより内部で化学反応が起きにくくなり寿命を延ばせるわけです。

 

 一般的にフィラメントは高い温度になるほど白く明るく輝いて見えます。明るく白い光になるとかなりの高温になるので、金属と言えども蒸発してしまうこともあります。

 

 ハロゲンバルブは臭素やヨウ素といったハロゲンを内部に注入しています。これらのハロゲンが化学変化を起こしすことで、蒸発した金属をまたフィラメントに返すことができます。

 

 フィラメントは通常タングステンと呼ばれる元素で構成されています。タングステンとハロゲンが化学反応をするとハロゲン化タングステンという物質を作り出します。

 

 この物質は蒸気圧が高く蒸発してフィラメントに戻ります。フィラメント周辺ではハロゲンとタングステンが1,400℃以上になると分離してタングステンはフィラメントに帰ります。 この化学反応がハロゲンサイクルと呼ばれるものです。

 

 この化学反応はフィラメントの損傷を防いでくれるため一般の白熱電球より50%ほど明るく電球の寿命が約10倍長くとなると言われています。

 

 これを「ハロゲンサイクル」と呼んでいます。この作用によって温度を更に上げることができ寿命を長持ちさせ、明るさを増すことが可能になりました。

 
コラム

 

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