レーダー探知機は基本的に速度取締装置から発信されるスピード取締りのレーダー波を感知してドライバーに知らせる装置です。レーダー探知機にも、その探知方法によりいくつかの種類があります。その種類によって感知する事ができる物や出来ない物があります。
スタンダードモデルでのスピード取締りの感知方法は次のような物です。まず、スピード違反の取締り機のアンテナから対象となる自動車に向かって「マイクロ波」が発信されます。最初発信された「マイクロ波」は、自動車にあたって反射してきます。1度、自動車に当たった電波は最初より波長が短くなり、この波長の変化でスピードの計算をします。スタンダードモデルはこの「マイクロ波」を受診してドライバーにスピード取締りを警告します。受信できる「マイクロ波」は「レーダー式オービス(固定式)」、「パトカー用車載式レーダー(移動式)」、「新Hシステム(固定式)」、「ステルス型取締り機(移動可能)」などがあげられます。
近年ではスタンダードモデルでは感知できないスピード取締りが増えています。その中でも代表的なものがLHシステムやループコイル式オービスと呼ばれる物です。これを感知するには、あらかじめレーダー探知機に速度取締装置がある場所を記憶さます。そしてGPSアンテナによって、自動車の位置を測定し、その近辺に近づいたらドライバーに警告するタイプです。
カーロケとは、「カーロケーターシステム」の略で緊急車両に搭載されたGPS機能によって自動車の位置を確認し、それを本部に知らせるシステムです。この「カーロケーターシステム」に反応すれば、近くに緊急車両が稼働中という事が解ります。これにより、あらかじめドライバーも注意して安全に運転をする事ができます。