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スパークプラグの種類と選び方はこれ

まずは規格の適合性をチェック

 スパークプラグの型番を見てみると、数個のアルファベットと数字が表記されている。それらはネジ部の径と長さ、抵抗、熱価と呼ばれる熱発散の度合い、プラグギャップなどを表している。もちろん、メーカーによって表記の違いはあるが、上記の5つのポイントさえ合致していれば、どのメーカーであっても基本的に使用に問題はない。さらに取り付け座と呼ばれる、シリンダーヘッドとプラグが接する面の形状にも、ガスケット式とテーパーシートの違いがある。ただ、一般的にはガスケットがほとんどなので、この2種類については知識として知っている程度でいいだろう。

 

電極の形状・材質、熱価を選ぶ

 プラグの選び方としてポイントとなるのは、電極の形状・材質、そして熱価だ。現行型モデルで主流になっているのは、中心電極極細型と呼ばれるもので、電極の材質はプラチナかイリジウムが使われている。また、より長寿命を追求したものでは、側方電極にもプラチナチップが採用されており、その分価格もアップするが、確かな性能をもたらしてくれる。その他には、両電極極細型や沿面型などもあるが、レーシングエンジンなど、ほぼ特殊な用途に限定される。一方、熱価については高回転・高出力を追求したエンジンなら高熱価、実用的なエンジンなら低熱価のプラグが適している。仮にエンジンチューニングなどを行ったなら、一段階上げるとか、ある程度の選択の余地はあるだろう。

 
コラム

 

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